四字熟語をモットーに掲げている企業というのは多いもので、企業のみならず個人でもそういった何か四字熟語やことわざ等をポリシーとして仕事へ励んでいる方もいらっしゃると思います。
ことわざ、慣用句、故事成語、論語、四字熟語は昔の人達の経験則から生まれてきたもので、実に言い得て妙であり、その核心は現代にも通ずるものが沢山あります。
これから就職する人・転職する人、また既に就業中の人も、自分自身を鼓舞する面で使えるものがあります。

そこで本記事では、そのような胸が熱くなることわざ、慣用句、故事成語、論語、四字熟語等をご紹介していきます。
これから新卒採用で就職活動へ臨む人。
意を決して心機一転、転職活動へ臨む人。
現在、お仕事に奮闘中の方。
各自ご状況は様々ですが、本記事を読んでいただき、今より少しでも前向きな気持ちになれれば幸いです。
尚、その言葉の意味に関してはgoo辞書から引用させていただきました。

当たって砕けろ

1.当たって砕けろ

成功するかどうかわからなくても、思いきってやってみよという意味です。
はじめから成功が保証された物事など、ありません。
まずは、やってみる事。
それが大事です。
それでダメなら砕けてもいいぐらいの気概を持って物事に臨んでみるのは、世の中、実際大切だったりします。
もちろん、砕けるのが前提ではありません。
それぐらいの覚悟を持って、一生懸命、全力で取り組んでみましょうといった姿勢の大切さを示唆したことわざです。

2.雨垂れ石を穿つ

穿つ=うがつ、と読みます。
小さな努力でも根気よく続けてやれば、最後には成功するといった意味です。
何事も、すぐには上手くいきません。
すぐに上手くいくのであれば、誰も苦労しません。
日々、継続して努力した人だけが、本当の成功を勝ち得ます。

3.案ずるより産むが易い

易い=やすい、と読みます。
容易の『易』で、簡単といった意味があります。
このことわざは、物事はあれこれ心配するより実行してみれば案外たやすいものだというのを表しています。
仕事においては、あれこれ考えているよりも実際にまずやってみた方が早い場合があります。
今ひとつその業務へ踏ん切りがつかず、怖くて第一歩を踏み出せていない場合も、思い切ってまずはやってみると意外にどうって事なくどんどんこなしていけるようになったりもします。

4.石の上にも三年

冷たい石の上でも3年も座りつづけていれば暖まってくる事から、我慢強く辛抱すれば必ず成功する事のたとえです。
仕事はすぐに辞めず、少なくとも3年は頑張ってみようといった事も現代ではよく言われています。
このことわざは、現代のそうした就職事情にも通ずる部分があります。
はじめは、どんな仕事でも大変なものです。
長く取り組む事で分かったり見えてきたりする部分もありますし、やりがいを感じられるようになったりする事もあります。
勤めはじめてみたもののつらいなと感じられている方も、まずはこのことわざを信じて、修行や自己研鑽のつもりで頑張ってみましょう。

馬には乗ってみよ人には添うてみよ

5.馬には乗ってみよ人には添うてみよ

馬の良し悪しは乗ってみなければ分からず、人柄の良し悪しは付き合ってみなければ分からない、何事も自分で直接経験してみよという事です。
人には相性といったものがあるので、就職先・転職先でも何となく馬が合う人・合わない人というのはいると思います。
でもそこで、何となくの先入観では決めず、まずはその人と仕事を共にしてみようといったスタンスは大切です。
はじめは微妙だなと思った人も、あとからその人の良さが分かり、すごく仲良くなってしまった等といった話は世の中よくある事です。

6.終わりよければ全てよし

物事は、結末さえよければ、発端・過程がまずくても問題にならないという意味です。
就職活動がつらい、転職してみたが思ったのと違った、色々あると思います。
でも、自分の人生を切り開くのは自分です。
最後、笑っていられれば、それでいいのです。
そのために今は頑張りましょう。
尚、結果の為なら何をしてもいいという意味ではないので、そこは曲解しないよう気をつけたいところです。

7.勝って兜の緒を締めよ

敵に勝っても油断しないで、心を引き締めよ、というたとえです。
いいところに就職できたから終わりではありません。
就職してからが勝負、転職してからが勝負です。
また、既に働いている方は、仕事の依頼を受けてからが勝負です。
そこで終わりにせず、いま一度気を引き締め直して取り組んでいきましょう。

8.清水の舞台から飛び降りる

思い切って大きな決断を下す事です。
就職・転職は、人生において大きなターニングポイントになり、大きな決断の1つになります。
決まったからには、そこに縁があったものとして、覚悟を決めて、まずは頑張ってみましょう。
また、これから就職・転職される方も、面接や採用試験にあたっては勇気のいる局面も多いかと思います。
自分で道を選んで決めたからには覚悟を決めて、一念発起、清水の舞台から飛び降りるつもりで臨んでみるのも悪くありません。

なるほど

9.蛍雪の功

苦労して勉学に励んだその成果を表します。
その昔、中国で蛍の光や雪の明かりを頼りに夜も勉強した2人がいた事から、この故事成語は生まれました。
尚、その2人は努力が功を奏し、その後、国のとても高い役職へ就く事が出来ました。
日本でも、勤勉の象徴となった二宮金次郎は、生活費を稼ぐための薪運びの間に、薪を背負いながら本を読み勉強したそうです。
最初から恵まれた環境で仕事や勉強に打ち込めた人は、そうはいないものです。
はじめから資金や環境に恵まれていた人は、まれです。
勉強や仕事を頑張って、良い結果を出せた人。
そのほとんどが例外なく、誰よりも真面目に熱心に取り組んでいたりするものです。
他人が遊んでいた間にも取り組んだからこその栄光だったりします。

10.捲土重来

「けんどちょうらい」と読みます。
物事に一度失敗した者が、非常な勢いで盛り返す事を意味します。
上記『蛍雪の功』でも触れましたが、世の中そうそう順風満帆な人などいないものです。
挫折してそこで終わってしまうか、一方そこから這い上がっていけるかは、人生において非常に重要なポイントです。
今に見てろよ!といったリベンジの精神は、とても重要です。

11.郷に入っては郷に従う

その土地に住むにはそこの風俗・習慣に従うのが処世の術である、といった内容です。
新しい職場へ勤めた際、以前までと違うやり方で仕事をせねばならず、なかなか戸惑われるケースも多いと思います。
ですが、まずはそこに勤めたなら、そこのやり方で仕事をしてみましょう。
『郷に入っては郷に従え』です。
そのうえで、結果を出しつつ他のやり方も提案できるのがベストです。

12.故郷に錦を飾る

故郷を離れていた者が、立身出世して晴れがましく故郷へ帰る事を表します。
地方から出てきて都市部の学校へ通い、都市部での新卒採用へ臨む学生さんも多いと思います。
『いい企業』の定義は人それぞれですが、いい企業へ就職すれば、親御さんもきっと喜んでくれるはずです。
故郷に錦を飾りましょう。

13.虎穴に入らずんば虎児を得ず

危険を冒さなければ、大きな成功は得られないことのたとえです。
営業を行う際、意を決して打ち合わせやプレゼンテーションに臨まなければならない局面も多いと思います。
そこは、『虎穴に入らずんば虎児を得ず』です。
リスク0で何も傷ついたり消耗せず安全な身で成果を上げるのは不可能です。
腹をくくって、全力で取り組んでみましょう。

14.心頭を滅却すれば火もまた涼し

無念無想の境地に至れば火も熱くは感じなくなる、どんな苦難にあってもそれを超越した境地に至れば苦しいとは感じなくなるものである、といった内容です。
これは、かなりの根性論になります。
ですが実際、仕事をするにあたっては、時として歯を食いしばりながら頑張らなきゃならない局面というのも出てきます。
我慢強く粘り強く取り組まなくてはならない局面に際しては、この言葉を思い出し、ストイックに取り組んでみるのもいいかも知れません。

ガッツポーズ

15.立つ鳥跡を濁さず

立ち去る者は、あとが見苦しくないようにすべきであるという事、退きぎわの潔い事のたとえです。
転職先が決まり、「もう辞めるからいいや」と投げやりになるのは、良くありません。
何か不満があっての転職だったとしても、そこを去るまでは今の責務を全うしましょう。
人間、去り際が肝心です。

16.為せば成る

これは上杉鷹山の「為せば成る、為さねば成らぬ何事も」という、歌の1フレーズに由来しています。
やればできる、やる気があれば必ずやりとげられるといった意味です。
やらなければ、何も始まりません。
何事も、まずはやる事です。
そのためには、やる気が大切です。
やる気があれば何でも出来る!とアントニオ猪木さんもおっしゃってましたが、本当にその通りです。
まずは何事もやる気からなので、そこを意識してみましょう。

17.七転び八起き

多くの失敗にもめげず、そのたびに奮起して立ち直ること、転じて、人生には浮き沈みが多いことのたとえです。
何回失敗したって、そこから這い上がればいいのです。
人は挫折を乗り越えるたびに強くなれます。
似たような言葉に『七転八倒』という四字熟語がありますが、こちらは踏んだ蹴ったりといった意味ですので、そうならないようにはしたいところです。

18.人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し

かの徳川家康の名言から生まれたことわざです。
人生は長く、苦しいことが多いので、辛抱強く努力を重ねて進むべきであるといった意味です。
総じて人生とは大変なものです。
しかし、辛抱強く粘り強く取り組んでいれば、必ず未来は切り開けます。
人生に疲れたとき・苦しくなったとき、どうかこのフレーズを思い出してみて下さい。

19.楽あれば苦あり

楽しい事のあとには苦しい事がある、苦楽は相伴う事を言います。
実際、楽ばかりしていてはあとで必ずそのツケが回ってきますし、先に苦しい思いをして努力していれば、あとで楽な思いを出来ます。
『楽は苦の種苦は楽の種』という、徳川光圀の名言から生まれたことわざも、同じような意味になります。

20.ローマは一日にして成らず

大事業は、長い間の努力なしには完成されないというたとえです。
あのイチローだって、簡単に今の地位まで上り詰めたわけではありません。
日々のたゆまぬ努力の結果がとてつもない成績に繋がり、一流メジャーリーガーにまで上り詰めたのです。
何か偉業を成し遂げた人というのは、やはりほぼ例外なく他人より努力をしています。
今すぐには上手くいかない事業へ取り組んでいる方も、このフレーズを心に留めて励んでみて下さい。

いかがでしたでしょうか。
他に、『質実剛健』(飾り気がなく真面目で強くてたくましい事、また、そのさま)といった四字熟語であったり、『初志貫徹』(初めに心に決めた志を最後まで貫き通す事)といった四字熟語などをモットーや座右の銘として仕事や就職活動・転職活動へ臨んでみるのも、ただ漠然としているよりは心が燃え、自分自身が奮い立つかも知れません。
尚、『初志貫徹』に関しては『我が心は石にあらず転ずべからず』と類語の関係にあります。
『我が心は石にあらず転ずべからず』というのもなかなかかっこいい言葉ですので、これを心に唱えて物事に取り組むのも良いでしょう。

また、余談にはなってしまいますが、不動産業界ではオーナーさんと接する機会が多くあります。
オーナーさんはお年を召した方が多いため、四字熟語や詩などが好きな方が多くいらっしゃいますので言葉の意味を知っておくと好印象を与える事ができます。

どうか、ご参考にしてみて下さい。