入試、就職、転職と、人生の節目訪れる面接。
面接はお見合いのようなもので正解はないという極論もありますが、何の努力もせずに臨んでしまい相手に対して失礼な感じを与えてしまった場合、なかなかそれをプラスに評価していただけて採用・合格となる事はありません。
やはり、しっかりとしたマナーは一般常識や型として押さえておきたいところです。
ここではそうした面接の『型』にあたる部分を、分かりやすくご紹介していきます。

1,受付から面接は始まっている

受付から面接は始まっている

面接時間の15分前ぐらいまでには着けるよう、余裕を持って到着しましょう。
あまり早く着きすぎても相手からすると対応に困る場合があるので、15分前ぐらいがちょうどいいです。
もちろん、入試など大量に面接が行われる際に的確な時間の指示が事前にあれば、それに従いましょう。

受付では名前と面接に来た旨を伝え、しっかりとした挨拶を心がけましょう。
受付での様子もチェックしている学校や企業はあります。
更には、面接会場周辺での様子などもチェックしているところもあるようです。
その会場の最寄り駅に降り立ったときから、受付を含めて全て面接として見られている意識を持ちましょう。
また、冬場でコートを着ている際などは、その学校や会社へ着いた段階で脱いでから訪問しましょう。

2,控え室で待つ事になった場合

静粛に、礼儀正しく待機しましょう。
友達とおしゃべりをしたりゲームをしたり音楽を聴いてしまったりなどの行為は面接の待機としてふさわしくないので、控えましょう。
また、携帯電話をいじる事に関しても、たとえそれがスマホでゲームをしているわけでなく就活のスケジュールをチェックしているような場合でも心象は良くないので、面接に際しては携帯電話の電源は切っておくのがベストです。
マナーモードでも振動がしてしまうと、特に面接時ではマイナスになってしまう可能性が高いので、気をつけましょう。

3,入室について

ドアのノックは3回がいいとされています。
2回がダメな理由としては、トイレのノックと同じになってしまうという面があるのが1つ要因です。
また、2回よりも3回の方が着実だという点もあります。
4回だと、少ししつこい感じで多くなってしまいます。
ノックに続き「はい」「どうぞ」という声が聞こえたらドアを開け、「失礼します」と言い、中へ入る流れです。
ドアがなかったりはじめから開いている場合は、ノックは不要です。
「失礼します」と言ってから入室しましょう。

4,万が一、遅れてしまう場合

大切な面接の際にはかなり早めに家を出られると思いますが、交通機関などの影響により万が一、遅刻してしまう場合は、なるべく早めに連絡を入れましょう。
やむを得ない事情であれば、対応措置を取ってもらえます。

5,入室後

ドアを閉めてから一礼しましょう。
ドアを閉める際は、きちんとドアへ向いてしっかりとまずは閉めたうえで、挨拶を行うのがベターです。
背中を相手へ向けてしまう形にはなりますが、相手の方を向いたまま片手間でドアを閉めるのはあまり印象として良くないので、まずはきちんとした形でドアを閉めましょう。

「どうぞお座り下さい」と言っていただいたら、やはり「失礼します」と一礼してから席につくのがマナーとされています。
第一印象は重要です。
無理がなく違和感のない程度に、普段よりも明るく元気にハキハキとした受け答えをして、礼儀正しい言動を心がけましょう。

尚、カバンについては、利き手側の床へ置くとスムーズです。
友達と会う席であればカバンを膝のうえに置いたり隣の席へ置いたりする事もありますが、面接の席では違和感があったり失礼にあたる場合もあるので、きちんとした形で床へ置くようにしましょう。

椅子への座り方に関しては、背もたれへよしかかる事はせず、座面の3分の2ぐらいに座り、背筋を伸ばしたしっかりとした姿勢で受け答えしましょう。

入室後

6,自己紹介や志望動機はスムーズに

ちょっとした面接ではあまり聞かれる事もないかも知れませんが、入試や就職の面接では、ほぼ必ず聞かれます。
これまでの経歴の概略などをスムーズに言えるよう、前もってフレーズを考えておきましょう。
新卒採用の場合は、出身校・学部・学科などを言うのは必須です。
また、自己紹介と同じですが、志望動機についてもスムーズに言えるようにしておきましょう。
ぶっつけ本番では間違いなく言葉に詰まってしまうので、必ず事前にフレーズを考えておきましょう。
自分の長所と相手の魅力を結びつけて言えるとベストです。

7,自分の話をする際

入試の面接における受け答えでは、男女問わず「わたしは」と話すのが一般的です。
部活動での活躍などを評価してもらう入試や面接などでは「自分は」でも構わないかも知れません。
就職・転職の面接における受け答えでは、男女問わず「わたくしは」と申し上げる形が一般的です。

8,省略語は使わない

省略形の単語に関しては、使わないようにしましょう。
特に、アルバイトを「バイト」、部活動を「部活」と言ってしまうケースは多々あるので、気をつけたいところです。

・汗が出てきてしまった場合など

緊張して汗が出てきてしまった場合は、ハンカチで拭いて構いません。
汗が出てきてしまう事を恥ずかしいとは思わなくて大丈夫です。
真剣に臨んでいる姿勢は、必ず相手へ伝わります。
汗がしたたり落ちているよりは拭いた方がいいので、ぜひ拭きましょう。

また、視線が定まらなかったり、視線をそらしてしまったり、指先が動いてしまい落ち着きがなかったり、貧乏ゆすりをしてしまったり、背中が丸まって姿勢が悪くなってしまうなどの行為は相手へ不信感を与えてしまったり失礼にあたるので、何かと緊張する席ではありますが気をつけましょう。

9,質問について

特に就職・転職の面接では質問がないか問われる事がありますが、意欲的な質問は相手にとって好印象ですので、臆せず聞いてみましょう。
「部活動に入らなくても大丈夫ですか?」「定時には上がれますか?」などといった質問は意欲的ではないので避けましょう。
質問がなかった場合は、「いえ、本日ご説明いただいた内容で解消されました、ありがとうございます」などとしっかり答えられると好印象です。

10,面接のあと

最初に受付へ行ったときと同様、面接が終わったあとも立ち振る舞いには気をつけましょう。
学校関係者と思わしき人や社員と思わしき人へは、深い敬礼でなくて構わないので、さわやかな挨拶を心がけましょう。

上記が面接の主な『型』です。

上記が面接の主な『型』です。
とりたてて特別な立ち振る舞いをするわけではありませんが、きちんと普通のマナーを守れていると、ちゃんとした一般常識のある人間だと見ていただけます。
最初は少し堅苦しく感じるかも知れませんが、面接をしていただける相手への感謝の行為やマナーだと思い、ぜひ心がけてみましょう。

服装や頭髪など身だしなみを整えるのも、お忘れなく♪