学歴不問・未経験者歓迎=ブラック企業?

近年、取沙汰され注視されつつある”ブラック企業”。。
その見分け方として1つ、「学歴不問・未経験者歓迎のように誰にでも門戸を開いているような企業は危ない、ブラックだ」などという風評がややもするとネットには多く載せられていますが、果たしてそうなのでしょうか。。
私は、必ずしもそうとは思いません。

企業が望むものとは、、、

企業が望むものとは、、、

実際に私自身、これまで数々の企業を訪問させていただき、お話を聞かせいただいてきましたが、そういった企業は「学歴や経験よりも、熱意を望みたい」と切実にそう思われている現状ばかりでした。
少なくとも私が訪問させていただいた企業のほとんどは、そうでした。

これに関しては、私も非常に共感するところがございます。
いくら学歴や経験があっても、変に自分を過信している人材とは一緒に仕事をしづらいですし、仕事を任せづらいものです。
もちろん、学歴や経験は否定されるものではございません。
それはそれで立派な努力の証ですし、学歴や経験にせよ結果を出してきたという意味では本来、評価されるべき事柄です。

確かに、学歴や経験・実績がある人は資質の優れている傾向もあると思います。
ただし、あくまでその傾向があるに過ぎないというのも、また事実です。
極端な事例かも知れませんが、有名大学を卒業した人の中には活躍している人もいれば、犯罪者だっています。いわゆる、玉石混合です。
一概には言えないのです。

真面目で熱意があれば成長できる!!

真面目で熱意があれば成長できる!!

素直で頑張り屋さんな人であれば、経験や資格はあとからでも付いてきます。
たとえ入社時にはヒヨッ子だとしても、どんどん成長します。
逆に学歴や経験があっても、頑張る姿勢がなければ、その人はそこからなかなか成長しません。
企業としても、その人物は単なるコストでしかなくなります。
それだったら、今は経験がなくとも、そもそものやる気や熱意、真面目さや頑張る姿勢などを持ち合わせた人を望みたいという想いなのだと私は思います。
実際、そういった姿勢がない人に対して、仕事に対する姿勢の部分から教えていくというのは、本当に困難なものです。

困難

例えば、職場の納会や忘年会などにも「用事があるんで」と簡単に平然に言い切って参加しない人や、上司・先輩に対して「これやっといてもらえますか?」と仕事を平然と投げてしまう事の出来る人は、残念ながらいると思います。
そういった人達に対して、そういうのは人道的な観点で良くない事なんだよと教えるのは、本当に骨の折れる啓蒙活動になります。
「業務に関しての具体的な手はずについては労を惜しまず教えたいが、そういった部分から教えなきゃならないというのはあまりにもレベルの低い事案すぎて嫌だ」と考える社会人の方々も世の中には多いと思います。。

ですので、学歴もある・経験もある・向上心もある…それら全てが揃っているのが理想ではありますが、なかなかそうはいかないので、仮に学歴や経験はなくとも仕事に対しての熱意や興味があり、真面目に前向きに取り組んでくれる社員がほしい、その将来性に賭けたいというのが、そういった企業の本音であると私は感じております。

実際に会って確かめてみる!

宅建とは?

学校それぞれに校風があるように、企業にもやはり社風がございます。
インターネット上の情報だけでは、なかなかそういった部分までは分からないものです。
実際に会ってみると、お互いでフィーリングを確かめ合えて、色々と分かったりするものです。

また、ブラック企業の定義に関しても、なかなか難しいところです。
ある人にとっては激務かつ長時間労働だと思えても、また別の人にとっては仕事にやりがいがあったり、お客様のために定時以外でも対応させてもらえる働きやすい企業だと感じる場合もございます。

塾などは、まさにその典型的な例だと思います。
その仕事が好きでなければ、激務や薄給だと感じるでしょう。
でも、教える事が好きな人にとっては、生徒のためであれば時間外でも自主的に学習フォローをしていい環境は、むしろプラスです。
そういった塾では、教えるにあたっては非常に取り組みやすい環境であると言えます。
逆に、時間外ではフォローするな・退勤しろという社風の塾だと、もっと生徒に教えてあげたいのに機会を得られず、非常にもどかしい思いをする事になります。
その環境をどう捉えるかというのは、人それぞれなのです。

是非、インターネット上だけでの求人情報等だけで判断せず、少しでも気になるのであれば面接を受けていただけるよう積極的な姿勢で臨んでみて下さい。
その一歩があなたの未来を大きく好転させることだってありえない話ではないはずです。