就職・転職先で活かせる経験【不動産業界編】

就職・転職先を考える時、今まで自分が勉強してきたことを活かせる仕事がしたいと考える人が多いと思います。
ただ、今まで勉強してきたことを上手に活かせる仕事といえば、資格が必要な仕事であることが多くなります。

医療系の医師や看護師、薬剤師、その他教員免許で教員の仕事に就くなど、限られた仕事であることがほとんどでしょう。
もし、これから転職や就職をお考えの方は、今まで勉強してきたことを活かす仕事を見つけるのではなく、今まで経験してきたことを活かせる仕事を見つける事をお勧めします。

今まで経験してきた事を活かせる仕事はいくつかあります。
僕の場合は、接客経験が長かったのでお客様と携わる事はその経験を活かす事ができます。
また、車の販売に携わっていた方は保険業や不動産売買などのお仕事に就く方もいらっしゃいます。

異業種から転職する方は多くいますが、今回は不動産業界にスポットを当て、不動産業界ではどのような経験が活かせるかご紹介します。

ご紹介します

不動産業界の仕事といえば不動産売買やアパート・マンション関連の仕事・住宅販売など幅広くありますが、土地勘が強い人ほどメリットがある仕事でもあります。
なので、地元での就職・転職であれば不動産業界の仕事もチェックしてみましょう。

土地勘があればどういった地域なのかも前もって把握していることが多いですから、不動産を販売するにも役立ちます。
また、不動産の購入を考えている人がいればそこの地域についての詳しい知識もあったほうが販売しやすくなります。

例えば、「この家の近くだとスーパーはここですね」とか、「この道を真っすぐいくとあの駅があります。」など、
そのようなアドバイスができればお客様からの信頼も厚くなります。

購入する側としては、地域の土地に詳しい担当者から説明を聞いたほうが安心しますので、不動産業界では土地勘がある人は喜ばれます。

また、不動産を売りたいと考えている人は、できるだけ高い値段で売りたいと考えていることがほとんどですから、周辺の土地の価値がどれくらいかをきちんと把握している担当者についてもらったほうが安心できます。

なので、地域の土地に詳しい知識を持っている事が必要となります。
売主さんも大事な家を売却するわけなのでそれなりに調べてます。
むしろ不動産屋さんより詳しい売主さんもいますので、曖昧な返事や見当違いな話をしてしまうと信用してはもらえません。

信用してはもらえません

普段からドライブが好きであったり、一人暮らし経験者であれば、その経験を不動産業界で活かすことも可能です。
どういったところにどういった不動産があるのかドライブ好きであれば詳しくお話しできますし、、一人暮らし経験者であれば良いアパートやマンションの選び方も詳しくなっていることが多いでしょう。
特別な資格などはなくても、自分の経験を活かすことができる不動産業界は、転職先としても最適です。

ただ、不動産業界に転職するのであれば普通運転免許は必須であることも多いので注意しましょう。

現場での仕事もありますし、現場となる場所は車でしか行けないようなこともあります。
山道であったり、時にはたくさんの荷物を運ばなければいけないこともあるので、不動産業界に転職して臨機応変に対応していくためにも運転免許は取得しておくのがベターです。

不動産屋を通して部屋を借りたことがある方はお分かりになると思いますが、内見をする時は不動産屋さんが車で案内してくれます。
また自分たちで管理している物件を点検する際も車で周る事がありますので、運転免許は取得しておきましょう。AT限定でも構いません!

運転免許

また、不動産業界では、会話力も必要となります。

不動産購入や不動産を売ることを考えている人というのは他の不動産会社とも交渉を進めていることが多いので、他社に契約を持っていかれないようにするためにもうまく交渉する交渉力というのは必要です。
今まで製造業などで働いていて、人との交流が慣れていないような人であれば、不動産業界での営業は大変かもしれません。

接客業をしていた人であれば人あたりの良さや会話力などを活かすことができます。
そして不動産業界で働いていくのであれば、建築関係についての知識を増やしていくといいでしょう。

建築に関しての知識がないと物件を見た目だけで判断してしまうことにもなりかねませんし、何かトラブルが起きた時もその原因を突き止めるのに時間がかかってしまいます。
不動産は土地だけではなく土地に建てられている建物も含まれるので、建物に関する勉強もしておくと良いでしょう。

時代とともに流行のデザインや建築スタイルというのは変化していきますから、売り上げや業績を知る意味でも建築に興味を持つのもテクニックのひとつとして使えます。

また、宅建の勉強をしておくのもお勧めします。
というのも、宅建の勉強で学ぶ事は実務で役に立ちます。
資格を持っていなかったとしても、勉強して身についた知識があるのとないのとでは全然違います。
そこで勉強を進めながら、いつか宅建士の資格を取得できればもっと仕事の幅もお客様からの信頼も一層厚くなります。

資格を取得

不動産は今の価値だけでなく今後どれくらいの価値が出てくるかを見極めることも必要です。
今は不動産としての価値は低い土地でも、今後周辺が開発されることによって土地の価値があがってくることも考えられます。

ですから先を見通すということも必要になってくるので、経済関係の情報もチェックしておきましょう。

不動産というと不動産販売や分譲住宅販売、アパート・マンション販売などが頭に浮かびますが、不動産関係の仕事というのは経済や地域の発展にもつながっていくことなので、とても幅広い仕事ができる業界です。

不動産のお仕事は人の住に関わるため責任も重く、学ぶべき事もたくさんありますが、人生の一生をかけて働く価値が不動産業界にはあります。