今のご時世、人生において転職を経験している人の割合は増加傾向にあります。
そのため、転職することや仕事を辞めることは決してネガティブな要素ではなく、次なる新たなステージへの挑戦ととらえて、前向きに進むことが重要といえます。
実は私も、以前はアパレル業界で勤めていましたが思い切って転職を決意し、その結果ご縁もありまして現在、不動産業界に身を置いている状況であります。
なぜ、不動産業界を選んだかというとずばり「将来の資産運用に活かすことができるスキルと知識と経験」が身に着くと感じていたからです。
今の日本の社会は、正直先行きが不透明であり将来の不安は増大傾向にあります。
年金ももらえるかわからない上に、保険料金の値上げや不動産価値の減少や人口減少による空き家問題など良いニュースはほとんど目にすることも耳にすることもありません。
給与も上がりませんが、税金などのコストは増加することはすでに決定事項ですので、今後の将来を考えたときに貯金をして老後の蓄えをするということだけでは本当に先が見えないと思いますので、自分で資産運用をして老後もお金を稼げるシステムが必要と思い不動産の購入も考えてました。
そんな時、不動産の価値を理解せずに購入すると、購入した当時の金額の10分の1ほどの資産価値でした転売できないということでは何の意味もないので、それなら自分で正しい知識を身に着けて、将来は自分で売買などの運用を行える方が自己責任で行える分納得がいくと思いました。
なので、私は将来の資産運用という点において不動産業界で働くことは非常に有利なこととして考えて不動産業界に自ら前向きな理由を持って飛込みました。
不動産業界で働いてみて得した事を少しご紹介させていただきます。
たとえば、マンションと一戸建てはどちらのほうが正直なところ資産価値が高く保てるのだろうかという問いに対する答えを自分なりに構築して答えを出せるようになり、新開発が進む土地を新築不動産の増加傾向などから分析して将来性のある見込みの持てるエリアや物件を自分なりに判断できるようになりました。
また、自分の現実の貯金額と相談をしながらタイミングを待って自分なりに将来ビジョンを描きながら仕事をすることができるようになります。
もちろん、実際に自分が不動産を購入するまでは着実に今こなしている業務で実績をのこして、給与が少しでも増加するように努力をしてます。
不動産を毎日見ていると、資料を見るときのポイントは間取りや部屋数や築年数だけではないことがわかるようになります。
不動産業での経験から大事だと感じた点は、
・地域の道路事情はどうか
・近所に音が漏れにくい素材を採用しているかどうか など
その大事だと感じた点の根底には住むことの幸福度というものがあります。
例えば、建物のエントランスと道路の間にある歩道の幅はどうなのか。
子供がいる場合、時に子供は予期せぬ行動をとるものなので、急に飛び出すことは多いでしょう。
自転車の交通量の多い道路に面しているエントランスや、人が1人だけしか通れないほどの歩道の幅しかなければ、毎日家を出た後に道路に誰もいないか気にしながら生活を送らないといけないと思うと知らず知らずのうちにストレスを感じてしまいます。
不動産業に勤めているからこそ、不動産を選ぶ上でどの視点にスポットを置けば幸福度を高めることができるのかという軸を持てるようになりました。
不動産を販売するという事は、自分をいかに信じてもらえるかという最難関の接客だと私は考えています。
今のお話しだと難しいと考える方もいると思いますが、不動産業界で実績を残せるのであれば他の業界に移動しても多くの場合、成功することができるでしょう。
営業力を伸ばしたいという目的で転職活動を行っている人には、不動産業界は自分の営業力を磨くにはもってこいの業界だと思います。
厳しい業界はどこも同じです。
広告業界では会社に寝泊まりしながら仕事をする事もあるでしょうし、飲食業界では従業員が少ない中でも毎日同じように営業しなければいけない事もあり、どの業界においても、厳しいという内容の違いはありますが、厳しいと感じる面は必ずあります。
不動産業界においても厳しい面は多々ありますが、長く働いている先輩方はものすごく販売スキルがあります。
そのスキルを盗んで自分の成長にもつなげることができますので、就職・転職活動には視野を広げて取り組んでほしいと思います。
不動産業界は土日がやはり繁忙期で、平日に休みを持つことが多くはなってしまいますが、それ以上の価値が不動産業界にはあります。
平日休みを嫌がる人もいますが、平日休みだと役所にいく用事があった際は問題ありませんし、観光地に行く際も人が少ないのでのんびりできる特典があります。
これから転職をお考えの方や就職活動中の方も、不動産業界という選択肢もありだと考えて取り組んでいただけると嬉しく思います。