みなさんは、アクティブリスニングという言葉をご存知でしたでしょうか?

アクティブリスニングという言葉をご存知でしたでしょうか

最近では企業が新卒者への研修に取り入れたりしているので、だんだんと知っていただいている方も増えてきていると思います。
アクティブリスニングは直訳すると、積極的な傾聴です。
つまり、相手の話をよく聴こう!といったスタンスの技法です。
自然と耳に入ってきたものを「聞く」というよりは、より積極的に相手の話を「聴こう」といったスタンスです。
アクティブリスニングができると、相手とのコミュニケーションがとてもスムーズになります。

新卒採用のグループディスカッションにおいては、アクティブリスニングが出来る学生を採用担当者は好評価していたりもします。
積極的に発言や提案の出来る人は、それを上手く発揮できると良いリーダーシップが取れますが、ややもすると我が強いとも受け取られ、意見の伝え方などが悪かったりすると、自分の考えを押し通そうとする人にも映ります。

それよりは、まずは相手の話をきちんと聴く事ができて、そのうえでソフトに提案できるようなバランス感覚を持っている学生を企業は採用したりします。
必ずしも、会話は積極的に話をすればいいというわけではなく、相手の話をしっかり聴く事も重要なのです。

そこで、アクティブリスニングというスタンスが活躍します。
このアクティブリスニングというのは、元はカウンセリングにおけるコミュニケーション技法の1つでした。
相手の話をまずはしっかり聞き、受け入れたり共感する切り口で相手を尊重し、理解し、そうする事で相手に心を開いてもらい、問いやすい流れへ持っていく事で、話の事実や本質、相手の本音や真意、感情にたどり着けるようにする技法です。

では、具体的にどういったポイントをおさえればアクティブリスニングが可能になるのでしょうか?

アクティブリスニングが可能になるのでしょうか

それはズバリ!

・相手が話しやすい雰囲気にする
・詳しく聴く
・共感してあげる(うなずく、あいづちを打つ)
・先入観を持たない
・話の腰を折らない
・重要な箇所をフィードバックする
・結論や展開を急がない

このようなポイントです。

上記ポイントをおさえていただくだけで、アクティブリスニングの能力は飛躍的にアップします。
威圧感があると、話がしづらい雰囲気になってしまいます。
そうした雰囲気を醸し出してしまうと、なかなか相手との信頼関係も築きづらくなってしまいます。
ですので、まずは温和でソフトな雰囲気を出せるよう心がけましょう。

聴く事に関しては、まずはそれに徹するぐらいの気持ちが大切です。

特に話の序盤では、とにかく相手の話を聴いてあげる事が重要です。
相手が話をしている途中で自分が喋りだしたり自分の意見を主張しはじめてしまう事などは、話の腰を折ってしまい相手へ大変失礼にあたるので、気をつけたいところです。
先入観は捨てて、フラットな状態で聴いてみましょう。

相手を否定してしまうスタンスはネガティブリスニングと言われ、会話としては一番良くない形にあたってしまいます。
無視する、目を合わせない等もこういったネガティブリスニングに分類されてしまいます。
相手へ忠告するスタンスもときには必要ですが、そういった切り口はよほどの場合に使用するもので、基本的にはアクティブリスニングのようなソフトな形が普段の人間関係構築には適しています。
うなずいたり、あいづちを打って話を聴く事も相手にとって真剣に聞いてくれていると感じてもらいやすくなるので、不自然な形にならない程度で取り入れましょう。

しっかりと話を聴いてあげるだけで、ポジティブリスニングへ変化します。
ポジティブリスニングとは、相手を肯定した受動的なスタンスです。
ただ、聴いているだけでは、少し発展性のない形にもなってしまいます。

そこで有効となるのが、聴いた内容の大事そうな点を相手へフィードバックです。
「そうですね」よりも、「確かに、その○○は??なので、その通りだと思います」と相手へ返してあげると、共感してもらえたという気持ちを相手に持ってもらえますし、具体性があるので”きちんと話を聞いてくれているんだなと”とも思ってもらえて信頼感が増します。
これができると、ポジティブリスニングからアクティブリスニングへ進化します。

また、こういった形で相手へ返してあげると、ミスも防げられます。

たとえば、営業の場で何かを依頼された際、ただ「承知しました」と言うよりも、大事な点に関しては確認としてピックアップし、「承知しました、○○の件に関しましては明日までにはまたご連絡いたします」などといった形でやり取りできると、思い違いによるミスも防げますし、相手から”しっかり考えてくれているんだな”といった信頼感を得られます。

ゆっくりじっくり相手の話を聴きましょう

また、話の展開や結論を急がない事も非常に重要です。
まずは、ゆっくりじっくり相手の話を聴きましょう。
急がば回れです。
しっかりと相手の話を聴いてあげる事が、結果的にその後の展開をスムーズにさせます。
相手が抱える問題点も穏便な形で解決へ導けたりもします。

話を聞くというのは忍耐が必要で、自分が好きに話すよりも大変だったりします。
特に最初は、相手を尊重して話を聴くというスタンスを実行するのがなかなか難しかったりもするものですが、意識的にまずは相手を受け入れて話を聴いてみようとするだけで、他者とのコミュニケーションが格段にスムーズになります。

まずは相手の話を聞き、歩み寄りを図り、相手との円滑なコミュニケーションや問題解決、信頼関係へ繋げるのがアクティブリスニングです。
ビジネスシーン・プライベートシーンを問わず、社会生活においては様々な場面で活躍する必須スキルだったりします。
ぜひアクティブリスニングの修得へ、ご参考にしてみて下さい。