宅建の勉強をする前に、まずは宅建について知っておくことが大切になります。
そこで今回は宅建の勉強をする前に知っておきたい事を9個の項目に分け、ご紹介したいと思います。

1.宅建の正式名称とは、、、

宅建とは?

宅建、宅建とよく言われますが宅建の正式名称は『宅地建物取引士』です。
以前は宅地建物取引主任者という名称でしたが、平成27年4月から正式に名称が変更となりました。

『士』になった事で資格自身の価値はランクアップしました。
名称変更の前に取得した方は自動的に宅地建物取引士(以下、宅建士と略します)に変更となります。

士に変更となった事で宅建士に求められる要件は増えましたし、宅建士の登録条件も多少変更がありました。

2.試験日っていつ?

試験日はいつかな?

これ、意外と大事です。

試験は年に1回しかありません。例年10月の第3日曜日に実施されます。
お申込み日は7月中です。申し込んだ年の10月に試験を受けることができます。

申し込み方法は2種類ありまして、郵送とインターネットからの申し込み方法です。
郵送での場合は7月いっぱい受け付けており、インターネットからの場合は7月中旬が締切となります。

実施機関は一般財団法人 不動産適正取引推進機構が執り行っています。
試験会場は不動産適正取引推進機構が指定した会場から選択する形になり、
先着順で決まるのでお申込みは早めにするのが得策です。
また、お申込み事態を忘れてしまったり、間に合わなかったりするケースも例年ありますので、7月になったらすぐお申込みをしましょう!

3.誰でも受験できるの?

誰でも受験できるの?

その通りです。誰でも受験できます。
学歴・年齢・実務経験の有無等、全く関係ありません。
小学生でもご年配の方でも誰でも受験できるのは特徴の1つです。

毎年、最年少合格者と最年長合格者が発表されるのですが、中学生や高校生の方や80歳以上のおじいちゃん、おばあちゃんもいらっしゃいます。

4.宅建試験とは、、、

宅建試験とは、、、

宅建試験は4肢択一のマークシート方式、全50問出題されます。
記述式がないので、初めて受験する方も安心して取り組めます。
試験時間は2時間です。

なので、120分÷50問=2,4分
1問あたり平均2,4分で解けば全ての問題に答えることができます。

そう考えると1問に費やせる時間は少ないと感じるかもしれませんが、試験対策をしていくうちに1分もかからず解ける問題も多く出てくるので、実際には解いた問題を読み返す時間を作ることができます。

5.合格ラインはどこ?

合格ラインはどこ?

では、実際何点取れば合格するのか。
恐らく35点以上取ることができれば合格します。

なぜ恐らくなのか、それは宅建の試験は上位約15パーセントが受かる
競争試験だからです。そのため、その年によって合格点が違います。
32点が合格点の年もあれば36点が合格点の年もあります。

例えば、38点取れたとしても受験者の15パーセントの人が40点以上取っていたとしたら38点でも不合格となります。

近年は問題も難しくなっていますので、最近の傾向としては35点~40点を目指して勉強するのが効率的だと思います。

6.宅建試験の内容

宅建試験の内容

前述したとおり、宅建の試験は全部で50問あります。
ではその内容はどんな内容なのか。
大きくわけて5項目あります。

・民法
・法令上の制限
・税金関係
・宅建業法
・統計等

ざっとわけると上記の内容になります。
配点としては、民法は14問、法令上の制限は8問、税金関係は3問、宅建業法は20問、統計等は5問、以上、全部で50問出題されます。

勉強する上で、
【宅建業法と法令上の制限はかなり力を入れて勉強しましょう!】
とよく言われます。
宅建業法や法令上の制限は暗記で解ける問題が多くあり、やればやるだけ力がつく科目になります。
民法に関しては、かなり深くまで問われ、覚えた知識以上の事を求められたりする場合もあり、なかなか点数につながらない科目になっています。

満点を取らなければいけない試験ではないので、民法に力を入れるよりは、宅建業法・法令上の制限に力を入れて勉強するのが合格までの近道と言われています。

7.宅建試験の5問が免除されるってホント!?

宅建試験の5問が免除されるってホント!?

宅建試験において、1つの要件を満たせば最後の5問(統計等)が免除されます。

それは不動産業界に勤めていることです。

ただ、普通に勤めているだけでは免除はされません。
まずは登録講習という講習を受ける必要があります。
登録講習の内容としては、2ヶ月間の自宅学習の後、2日間のスクーリングを受けていただきます。
そして、2日目に実施される修了試験に合格した方は登録講習修了書を発行してもらえます。
本試験お申込み時にその修了書を添付する事で本試験での最後の5問が免除されるという仕組みです。

登録講習に関して重要なのは2ヶ月間の自宅学習をしなければいけないということです。

というのも、登録講習のスクーリングは7月に実施されることが多く、自宅学習は5月から始める形になります。
そうなると登録講習のお申し込みは4月や5月にしなければいけないということです。
7月に登録講習の申し込みをしたいと言ってもすでに締切日は過ぎていますので、登録講習はまた来年ということになります。

気を付けてください!

8.宅建士ってなに?

そもそも宅建士とはなんなのか。

不動産業界では事業所毎に、従業員5人に1人以上の割合で宅建士を置かなければならないと法律で決まってます。
また、宅建士にしかできない独占業務があります。

・重要事項説明書の説明
・重要事項説明書への記名、押印
・契約書への記名、押印

以上、3点が宅建士にしかできない業務です。
不動産の契約をする上で、契約を交わす前に重要事項説明書により前もって所有者が誰かとか電気やガス等の整備状況など、その不動産に関して説明をしなければいけません。

重説をした上で納得してもらって、では契約しましょうとなるわけです。
これは契約後のトラブル防止のためです。
契約した後に水道管が引き込まれてないとか、ペットを飼う予定だったのに実はその物件ではペットが禁止だったとか、そのようなトラブルにならないように重要事項説明書というものがあります。

重要事項説明書によって前もって説明をされ、どうしても納得できなかったら
契約をしなければそれでいいんです。
後でいろいろとトラブルに発展するよりは事前にトラブルを防ぐという事ですね。

今の説明を踏まえると、実際に宅建士がいないと契約ができないことになりますので、
不動産業界において宅建士はかなり重要な資格になっています。

宅建士とはなんなのか

9.宅建士になるまでにかかる費用

宅建を勉強することに集中しているせいか、宅建士になるまでにどれぐらいの費用が必要かという事はあまり考えないと思います。
僕は受験費用はともかく、登録等に費用がかかるということを思いつきもしませんでした。

まずは受験費用ですね。約8,000円です。
次に合格後、不動産業界未経験者、もしくは業界経験が2年未満の方は登録実務講習という講習を受ける必要があります。
登録実務講習は約20,000円。
最後に、登録をする際にかかる費用は約37,000円です。

なんと!合計すると約65,000円かかってしまいます。

びっくり!!

こんなにかかるの!?って思いましたけど、しょうがないですよね。

今年受験する方や、これから受験したいと考えている方も、費用の事を踏まえて取り組むのが賢明かと思います。

いかがでしたでしょうか。
宅建の勉強をしている方も、これから勉強しようかとお考えの方も参考にしていただけると幸いです。