不動産業に興味がある方は今の仕事を辞めて転職をしようと考える前に不動産業への知識を付けておいた方が後々役に立ちます。
また、新卒で不動産業に就職する方も同じようにこの仕事への知識を増やすことがとても大切です。

では、不動産業に就くためにはどんな知識を得ておけばいいでしょうか。
そしてこの仕事に必要な資質はどんなものでしょうか。
また、不動産業に従事することはあなたをどのように成長させてくれるのでしょうか。

今回は不動産業への就職や転職を考える皆様に有益となる情報をまとめてご紹介します。

紹介します

不動産業に有利な資格とは

就職や転職までに時間があるようなら、不動産業において有利となる資格を取得することを考えてみましょう。
資格を取るということは当然この分野に対して勉強することとなり、これにより有益な知識が身に付きます。
また、資格を持っていることで不動産業界に対する意欲も高く評価され、就職・転職した際は手当が付くことがあります。
不動産業界でやっていきたいとお考えの方は資格を取ることはとてもいい方法です。

ここでは不動産業界に有利となる資格を紹介します。

宅地建物取引士

不動産業において、宅地建物取引士(以下、宅建士)にしかできない独占業務があります。
・重要事項説明書の説明
・重要事項説明書への記名・押印
・契約書面への記名・押印

重要事項の説明は、契約に先立ってお客様に行わなくてはならないと決まっています。
という事は、宅建士がいないと契約をする事ができません。
不動産業界に勤めている方はいつかは必ず取得しておきたい資格です。

宅地建物取引士になるには、宅地建物取引士資格試験に合格して知事の登録を受け、その上で宅地建物取引士証の交付を受ける必要があります。
合格率は16~18%と低めですが、この資格を取ることで不動産業の流れを把握することができ、就職に有利であると言われています。

就職、転職をしてからの資格取得はなかなか難しいので、その前に取得を目指すのが一番良い方法です

マンション管理士

マンション管理士は専門知識を有するものとしてマンションを管理します
・マンション管理組合の運営
・マンションの維持や管理について管理組合や所有者からの相談を受けて指導、援助、助言を行う
・マンションの大規模な修繕や工事などを行う際の建物構造上の技術的問題への対応
マンションを管理する人、所有する人に対して安全な環境を保つために様々な業務を行うのが仕事です。

管理業務主任者

管理業務主任者は、建設事務所や不動産会社ごとに国土交通省令で定める人数の設置が義務付けられています。
・建物や物件管理の前提となる管理受託契約の重要事項の説明を行う
・受託した管理業務の業務遂行状況のチェックや報告書類の作成
・マンション管理のマネジメント全般業務
物件を扱う会社の中でも重要な業務を担っており、不動産関係の様々な知識が必要とされる仕事です。

不動産鑑定士

不動産鑑定士は、不動産に関する権利や物件の経済価値に関する業務を行う専門家です。
・不動産の鑑定評価業務
・不動産の運用やコンサルティング
・不動産の投資判断材料
・企業が持つ不動産の時価評価
かなり専門的な知識を必要とするため、第二次試験を受けるには大学一般教養レベルを修了していることが要件となっています。

不動産コンサルティング技能試験

不動産コンサルティング技能資格を受験するには、
・宅地建物取引主任者と不動産鑑定士を対象に行われる試験に合格すること
・不動産業において5年以上の実務経験があること
この2点を満たす必要があります。
仕事の内容としては
・不動産特定共同事業法の業務管理者として登録され事業を管理する
・不動産コンサルティング業務として物件を取り扱う
これらがメインの仕事になります。
不動産物件を探している個人や企業から依頼を受け、条件を満たす物件をコンサルティングする仕事です。

これらの資格はかなりの知識を必要するものが多いですが、人が暮らしたり仕事をする建物を扱うわけですからそれだけの知識が必要なのは当然のことと言えます。
しかし、その知識を得ることで不動産業に関わる人間として邁進することができ、仕事面で充実感を得る事ができます。

今回ご紹介させていただいた資格は5つありますが、取得を目指す際は、まずは宅建士をお勧めします。
というのも、不動産の実務上、一番利用できる資格が宅建士だからです。
不動産業者に勤めている方で管理業務主任者やマンション管理士だけ持っているという人より、宅建士だけ持っているという人の方が圧倒的に多くなります。

また、宅建士の知識が管理業務主任者やマンション管理士を勉強するのに役立ちますので、まずは宅建士資格の取得を目指しましょう。

資格取得を目指す

不動産業務に必要な資質とは

不動産業に付く為に必要な資質には様々ありますが、資質とは生まれ持った才能や性質を示しますので、自分にはそういった資質が全くないという場合は意識して自分を変えていく必要があります。
資質はなかなか思うように変えられない部分でもありますが、不動産業に従事したいと思い努力するうちにこれらの資質が身につき、それによって自分を成長させることもできます。

お客様第一主義
住まい探しなどのお手伝いをする場合、お客様がこれからの人生を過ごす場所を探すこととなります。
そのお客様にとってどんな住まいが良いか、幸せを感じられる空間はどんなものか、そういう視点を持つことが大事です。
そこでいかに「お客様第一主義」で仕事ができるかどうかによって、仕事の達成感も変わってきます。
お客様のその後の人生に与える意義や影響に対して大きな責任がある仕事だと言うことを認識しましょう。

人とつながることに喜びを感じる
不動産業とは、1つの仕事から次の仕事に繋がるような人と人とつながりをとても大切にしなければなりません。
以前依頼を受けたオーナーさんが「君なら信頼できる」という理由でまた仕事を依頼してきたり、仲介したお客様からまた別のお客様を紹介してもらえたり、こんな人と人とのつながりで成り立っているのが不動産業なのです。
また、同業者とのつながりも重要であり、これは不動産業としての大きな財産になります。
どこにいい物件がある、こんな物件を探している顧客がいる、こんな情報を双方で交換しつつ、お互いが対応できる方法を模索できれば最終的にビジネスになるのです。
人付き合いが面倒、という考えでは成り立たないのが不動産業であると言うことを理解しておきましょう。

行動が迅速である
お客様から物件探しの依頼を受けた、家主さんから仲介の依頼が来た、こんな時に大切となるのはいかに早く動けるかということです。
不動産業においてはこのスピードがとても重要であり、ここでのんびりとしてしまえば大切な契約を逃してしまい、会社全体への業績にも悪影響を及ぼします。
また、せっかく依頼をしてくれたお客様や家主さんの期待に答えることもできなくなるので、信頼を得るためにも常に迅速な行動を意識することが大切です。
受けた依頼の内容はその日のうちにチェックし、数日後には依頼主に情報をフィードバックする。
こんな迅速な行動ができれば不動産契約につながる可能性も高くなり、またその後の人脈を広げるのにも効果があります。
依頼されたらすぐに考えて行動する、これができるかできないかが大きなカギとなってきます。

不動産業は物件や建物を扱うのが仕事ですが、何より大切なのは「人と人」のつながりであることがわかります。
目先の利益にばかりとらわれず、物件に関わる人々との人間関係を大切にし維持することが不動産業に就く者に求められます。
自分にはそのように考えて仕事を進める資質があるかどうかを考えてみましょう。

不動産業に従事することで成長できる事

成長できる事

では、不動産業に従事することであなた自身はどんな風に成長できるでしょうか
もし、自分はこんな風に成長していきたい、と考えているのであれば、この仕事でそれが実現できるかどうかを考えてみましょう。

多くの人と出会い、色々なことを吸収できる
仲介などをしていると、様々なお客様に出会い、それぞれの人々と会話をしながら触れていくことで色々なことを学びます。
所得も職業も年齢も違い、考え方や価値観が違うお客様と接することで自分に足りないものを感じたり、逆にこうであってはいけないと感じることもあるでしょう。
「自分はこの物件にしたほうがいいと思うのに、お客様はそれを拒否する、なんでこの方はこんな風に考えるんだろう?」
こういう疑問を持つことはあなたの思考を徐々に変えていき、どんな人も人それぞれだということを理解させてくれます。
多くの人と出会えることはあなたの人生にとって大きな宝となり、それによってあなた自身の考え方や価値観がいい方向に成長していきます。

街、土地、物件、に対する目が肥える
多くの不動産を扱っているうちに色々な面で目が肥えてきます。
「この街は住みやすくていい街」「この土地は広いけど建物を建てるのには向いていない」「この物件は古いけどしっかりしているからとても物がいい」
普段の業務で様々な物件を見たり、自分の足で色々な土地を歩くうちにあなたの体に色々な感覚が染み付いていきます。
そしてこの肥えた目と感覚は不動産業に就く人間には欠かせないものであり、これによって様々な物件の良し悪しを迅速に見分けることができるようになるのです。
また、自分が家を持つ時にとても役立つ為、土地選びや家づくりで失敗せずにマイホームを持つこともできます

不動産以外の知識も身につく
不動産売買に関わる業務は多数あり、これらが自然と身につくという点もメリットです。
不動産を購入する際には銀行から融資を受ける為、物件を取り扱っている中で金融の知識が徐々に身につき、次第に欠かせないものとなってきます。
保険についても同じです。火災保険や地震保険などは不動産契約の中で必ず発生してきますので、物件を扱うたびにその知識を理解するようになります。
また、建築に関する法律についても徐々に知識がついていきます。
日照の問題、道路の幅の問題、隣家との境界線の問題、私道と公道の問題、などは土地を売買する際に必ず確認が必要となるので、取り扱ううちにこれらの知識が必然的に身につくのです。
物件を扱った数の分だけ知識が積み重ねられ、不動産に関するスペシャリストとして成長していきます。

これから不動産業で働いてみたい、そう考える方は新しい仕事への希望と共に多くの不安も抱えていると思います。
しかし、不動産業は人と人との関わり合いがあるからこそ成り立つ仕事であり、そこから得られる喜びは大きなものです。
そして、この仕事に従事するうちに得られる達成感や知識はあなたにとって誇りとなるはずです。
努力が必要でも、その努力を超えるだけのものが得られるこの仕事にぜひ突き進んでみましょう。

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