本日の気になる不動産用語は「サブリース」です。
今回はサブリースについてご紹介したいと思います。
サブリースってなんだろう?
サブリースとはつまり転貸です。又貸しとも言います。
では具体的にはどのような事業スタイルなのかを説明します。
今回は住居系の不動産を例にご紹介します。
登場人物は2人。
物件を持っているオーナーさんと不動産会社。
このオーナーさんは土地付の1棟の賃貸マンションを持っていたとします。
オーナーさん自身で入居の募集からなにからしてもいいですが、結構大変だと思います。
特に、管理の部分が大変だと思います。クレームがきた際の対応や業者の選定など、知識や経験のない方だと滅入ってしまいますよね。
そこで現れるのが不動産会社。
この不動産会社は知識や経験は豊富にあるが、自身で土地の購入から建築までするとなると多額の費用がかかり工面が難しい。
じゃあどうするか、
ここでサブリースの出番です!
この不動産会社は先ほどのオーナーさんから一括してマンションを借り上げ、運営~管理まですべて引き受けます。
そうすることでこの不動産会社は購入等の費用に関して抑えることができます。
入居募集やクレーム対応等をこの不動産会社に行ってもらい、オーナーさんは賃料の約80%~90%を一定の保証金としてもらうという形です。
オーナーさんは自分のマンションを運営・管理してもらえるし、そのうえ保証金ももらえて、サブリースって良いことしかないですね。
では、サブリースにデメリットはあるのか。
先程のお話だとサブリースは素晴らしいと感じてしまいます。
知識がない方でもマンションを建てて不動産会社に任せてしまえばマンション経営ができてしまうわけです。
ただ、何事にもデメリットはつきものです。
・家賃の金額は常に一定ではない
・人口減少や少子高齢化により空室リスクは高くなる など。
家賃に関しては見直しがあった際、入居者確保のために恐らく下げられるでしょう。
相場よりも低く設定される事もよくあるみたいです。
そして、人口の減少傾向にある今、入居者を確保するのは更に難しくなっていくはずです。
上記の通り、やはり良いことだけではないというのが世の中の常ということです。
いかがでしたでしょうか。
サブリースはオーナーさんにとってはひとつの選択肢となるので聞かれる事もあると思います。
その際は良いことばかりではなく、リスクがある事もしっかりお伝えするべきだと思います。
今後も気になった不動産業界用語があった際はお知らせしたいと思います!
今日の記事があなたのお役に立てると幸いです。