人は社会というカテゴリーの中、一定のルールやマナーの下、集団で生きています。
社会人としてのマナーを押さえてこそ、仕事の質や生産性は高まります。
これから働くにあたって、また既に働いている方にとっても確認として、社会人としてのマナーをいくつかまとめてみました。
1.きまりを守ろう!
法律や規則・社則、コンプライアンスは遵守しましょう。
決められた時間までに出勤しなかったり、決められた時間よりも勝手に早く帰ってしまうのはNGです。
勝手に外出してしまうのも、不測の事態を招きかねません。
まずは最低限のきまりを守りましょう。
また、企業には方向性というものがあります。
方向性など独自の部分に関しては、その企業が更なる高みを目指すべく設定したものや、組織をより強固にするために掲げたものです。
異論がある場合も、まずはその職務に取り組み、そのうえで改善点として提案しましょう。
何もやらずに不満を述べてしまうのは、社会人として避けたいところです。
企業が掲げた方向性の意図を汲み、前向きに業務へ取り組みましょう。
2.時間に気をつけよう!
時間にルーズなのは、社会人として失格です。
取引先に遅れるというのも、電車の遅延など特別な事情を除いて、絶対にあってはならない事です。
電車の遅延や急病などでどうしても遅れてしまう場合は、必ず自分の勤務先や
取引先に連絡をいれましょう。
3.社員としての共通認識や責任感を大切にしよう!
利潤追及へ企業は人件費を投資しています。
その職種の業務に取り組んでいただく前提で雇用され、職務を全うし、責務を果たす事で対価として給与が支給されています。
自分の行動はきちんと責務を全うしているのか、利益や売上に繋がっているのかなど常に意識しながら取り組みましょう。
短期的な利益がすぐに出なくとも、長期的な視点で見た際に売上や利益に繋がる前向きな努力は必要不可欠です。
企業が掲げた方向性の意図を汲み、前向きに業務へ取り組みましょう。
企業としても、すぐに結果は出せずとも、そういった真面目でひたむきな姿勢好評価していただける傾向が強いです。
4.公私の切り替えを意識しよう!
私人として働いて、私人としての主観で働いてしまうのは良くありません。
仕事中に関しては、その仕事に従事しているという公人になります。
主観でお客様や業務を取捨選択してしまったりする事のないよう心がけましょう。
良好な人間関係を構築するのは仕事をするうえでとても大切な事ですが、あまり私語や無駄話が多いのはマイナスです。
ほおづえをついたり、あぐらをかきながら仕事をするのは周囲から見て印象が良くないので、気をつけましょう。
ひとりごとなどが多いのも周囲の集中力を削ぐ場合があるので、気をつけたいところです。
また、業務にあたるうえでは安易な返事にも気をつけたいところです。
出来ると思って任せた仕事が進んでいない状態があとで発覚するのは、自分のみならず周囲の業務にも支障をきたし、滞ります。
自分にとって難しそうな場合は、きちんと上司に相談しましょう。
形と中身を含めた常日頃の姿勢から成長が生まれ、生産性が上がっていきます。
5.前向きな姿勢で取り組もう!
向上心や前向きな姿勢がない事に対して、罰則はないかも知れません。
ですが、ペナルティがない・ノルマがないからといって、それに甘んじて努力せず、やる気も持たずに仕事をして、周囲からの信頼を得る事はできません。
常にチャレンジ精神を忘れず、積極的・前向きな姿勢で仕事に取り組む事でしか得られないものがあります。
頑張った事でしか、見えてこない世界もあります。
積極的に頑張ってみて、ときには失敗をしたり恥をかく事もあるかも知れません。
しかし、積極的に取り組んでみて失敗するのと、何もせず成果を出せず失敗するのとでは、全く内容が変わってきます。
是非、積極的で前向きな姿勢で業務へ取り組みましょう。
また、業務のうえで発生する雑務などにも積極的に手伝う姿勢を持ちましょう。
6.積極的な電話応対を心がけよう!
電話応対は対面での営業活動や応対への登竜門ともなる業務です。
経験の浅い新人のうちは特に積極的に取り組む姿勢を持ちましょう。
着信にはすぐに反応し、出来れば2コール以内に受話できるとベストです。
電話を受けたあとの第一声は、「お電話ありがとうございます、○○(企業名など)でございます」といった形が一般的です。
日時の思い違いはトラブルに繋がるケースも多いので、日時や数字、大事なポイントなどは復唱するようにするといいでしょう。
また、間違えて電話を切ってしまうと先方へ大変失礼にあたるので、保留ボタンの位置など電話機の扱いも把握しておきましょう。
尚、電話をしている同僚がそばにいる場合は、別件の業務で必要な会話や発声がある際も、その電話の邪魔にならないよう配慮しましょう。
7.指示を仰ごう!
最初のうちは、なかなか独断では仕事ができないものです。
上司に対して指示を仰いだりアドバイスを受けたり相談するスキルは重要です。
忙しそうだから聞きづらいなどといったケースは多々聞きますが、それでも合間を見て指示を仰ぐのは必要不可欠です。
指示待ちの姿勢は上司からの評価として大きくマイナスになるのは現代において定説と化しています。
尚、指示を仰いだり相談した際は、まず上司の話を聞き、メモを取り、質問は頃合いをみて、あとで行いましょう。
話の途中で意見を提案したりなど、話の腰を折ってしまうのはNGです。
また、悪気はなくとも同じ質問を繰り返してしまうのは成長がないので気をつけましょう。
指示を仰いだあとは、進捗状況など中間報告も随時行うのがベストです。
いかがでしたでしょうか。
形から入るものも多くありますが、行き着くところは仕事や周囲に対しての真摯な姿勢です。
一生懸命、誠実に取り組む姿勢は、社内・社外問わず相手に伝わるものです。
どうか、積極的に取り組んでみて下さい。